2009年 06月 10日
ある晴れた日の、KLOOSTERSTRAAT
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そう言えば…
アントワープの地図を持っていない。
初めてこの街を訪れた時もそう。
地図も持たないまま、
とりあえず中央駅からMeir(メール)通りを通り、
ノートルダム大聖堂目指して、
歩いたっけ。
あいにく、その日は日曜日で、
メインストリート!?でもある、メール通り沿いのSHOPの殆どは休みで、
何で日曜日に来ちゃったかなー自分、と(笑)。
当時は、
日曜日の過ごし方もよくわかっていなかったし、
ましてや、この街にこんな最高の日曜日の過ごし方があるだなんて、
勿論知る由も無く…
しかし!
あれから、十数年。
【KLOOSTERSTRAAT】の存在を知った今となっては、
アントワープに行く・来るなら、
必ず(土)(日)をサンドウィッチしたスケジュールを組むようになりました。
きっかけは…
どこそこの雑誌や旅本を見てではなく、
HOTELやB&Bのマダムやムッシュ達から。
「アントワープは、何度目?」
「観光?仕事?」
「何処へ行きたい?」
「おすすめのレストランはね…」
「美術館に行くならアソコがいいよ。えっと…」
「アンティークが好きなら、金曜日市場は…土曜日のマーケットは…日曜日なら…」
と、
とにかくこの街の人達は皆親切で、
こちらからのWillがなくとも、
あれこれ親切丁寧にアドバイスしてくれたものでした。
アンティーク通りと呼ばれるKLOOSTERSTRAATは、
街のシンボルでもあるノートルダム大聖堂から、
スヘルデ川と並行して南下する長ーーーい通り。
通りの左右は勿論の事、
ちょっと横に入った所にもブロカント、アンティーク屋さん、
CAFEなどが立ち並び、色んなジャンルにも長けているせいか、
何度行っても飽きない場所。
こんな、
階段状になった様式の姿形を見るだけでも、
面白いもの。
ましてや、
何気なく見ているこの建物が、
1633年に建てられたものだなんて、
よーくよく考えると、物凄い事なんだなわー!
と思う自分に、驚いたり(笑)。
比較的小さなウィンドウに、
インパクトの有るディスプレイ。
間口は狭くても、
殆どのお店が奥行きがあって、
想像以上に、その空間に驚かされます。
あと、私が好きなのは、
晴れた日に撮る、こんな風にウィンドウ越しに写る、
空や、向かいの建物。
ウィンドウ狙いでシャッターを切るものの、
何故かお気に入りになるのは、
決まって、こんな向かいの風景が写った写真ばかり。
お店のジャンルも様々で、
こちらは、教会で使っていた椅子かしら?
それとも、映画館で使っていたもの?
4つ繋がっていて、
折りたたみ式。
結構、高値で取引されていますが、
こちらでは…
住んでいたなら、「これ、下さーーーい!」と、
思わず叫んでしまう程度。
ハイ、Parisに比べると、お値打ちな所も、
ココ、アントワープのアンティーク通りの魅力の一つでもあります。
最近は、
このKLOOSTERSTRAATを通って、
街の中心街に行くような立地のB&Bに宿泊しているせいか、
好きなブロカント、アンティーク屋さんも、
地図がなくとも、あの辺りこの辺りと熟知。
疲れたら、アソコのCAFEでお茶して、
今日はあっちの小道を通って街へ行こう!とか、
昨日あっちを通ったから、今日はこっちね~と、
探索は欠かしません。
この日は、
初心に返って「観光しよう!」と決めたので、
KLOOSTERSTRAATを通り抜けた後向かった先は、
アントワープ市庁舎。
もう、ココまできたら、
王道のアントワープ観光まっしぐら!
市庁舎前の広場に立つ、
Antwerpの街の名前の由来にもなった、
ブラボーの像。
そして、
ノートルダム大聖堂。
もう一丁、
ノートルダム大聖堂。
ノートルダムは、
街のあちこちから見る事が出来るし、
道に迷った時に、とりあえずノートルダムを目指して歩いていくと、
方向が定まると言われる程。
今となっては、
もう道に迷う事は殆ど皆無の私。
地図無しで歩く事、
早や十数年。
それでも、
まだまだアントワープの街散策・探索は続くのでR。
一年前の写真なのに、
つい最近のような青い空。
ちょーーーぅど一年前の6月の空。
6月のヨーロッパが、私は一番好きです。
by bonjourboo
| 2009-06-10 00:00
| '08.6 初夏の欧州