2008年 07月 04日
古物バトン...
|
親愛なるrumikoさんより、
この度「古物バトン」頂きました。
実は、ずっと彼女の暮らしぶり…
彼女のセレクトするもの、そして時折彼女の発する言葉にドキっとしたりと、
心の中でずっ~と憧れておりました(笑)。
そんな彼女に私は、
今回渡仏が決まった直後、思い切ってプロポーズ!
そして突然にもかかわらず、快く邸宅に迎え入れて下さいました。
そのrumiko邸。
想像以上に、写真以上に素晴らしいものでした。
「言葉にならない…」とは正にこの事。
多分私、ただ単に「すごい、スゴイ」としか発してないような(笑)。
また、私のヘボ!?カメラでは上手く撮る事出来る訳ない!と、
イメージを壊さない為にも…写真は控えました。
そして初めからわかっていた、私達に与えられた限られた時間は…
驚くほどあっと言う間に過ぎ、電車1本遅らせてもまだまだ話は尽きないのでした(笑)。
是非、次回!?はお泊りセット持参で伺いますので、
猫足バス使わせて下さいませ(爆)。
そんな日を夢見る夢子ちゃんとなって、暫らく妄想するとします。
そんなrumikoさんに感謝の意を込めて…
またrumikoさんをはじめとする古物好きの皆様へ…
古物バトンの始まり、始まり~。
1、古物との出会い、きっかけは?
フランス好きが高じて、
早々、とあるフランス企業で働く事になり、
その後、ベルギーの会社と仕事をする事になったりで、
これまで幾度と無く、仕事/プライベートかかわらず、
フランス&ベルギーに足を運ぶ機会が有りました。
それは今も尚、続いている訳ですが…今は、プライベートオンリーです。
その際、宿泊するHOTELは、
なぜか決まってクラシックな(言い方変えれば古い!?)タイプばかりで…
HOTEL内の年代モノの家具や陶器類を目にし、
ベッドカバーやカーテン、レースなど様々なファブリック類などを手にする内に、
自然と古いものに惹かれ始めました。
(何とも言いがたいウォーム感がとても心地良く感じた事は今でも覚えています。)
その後、B&BやChambres d'hotesを好むようになってからは、
そこに住みながら古いものを改装し、愛し、
そんな場所を少しずつ作り上げてきた家主との交流と共に、
どんどん古物と言うものに惹かれ、そして自身収集するようになりました。
そんな私の、初めてブロカントで買ったもの…
それは、【古いヨーグルト瓶】2個でした。
そう…未だフランの頃。
しかも、25円、26円と言ったまだまだフランの強い頃。。。
(このあたりで、お歳がバレバレよね。笑)
そのヨーグルト瓶はとっても小さく、
所々気泡が入っててコロンとした丸みを帯びたフォルムが何とも言えず、
花器にしたりビーズを入れたり、
落っことしてカケが入っても捨てる事は出来ず、
若干色が黄ばんできたりしても、
ず~っと我が家の目に留まる場所に鎮座しているのであります(笑)。
そして今回の渡欧で、
その初めて買ったヨーグルト瓶と全く同じモノを蚤の市で見つけました!ちょっとプチ興奮!!
しかも大量…何だか昔を思い出して、ついついまとめ買い。
スタンドのマダムも計算間違いしたものだから、私はちょぴりお得感も味わったり。
今度はどんな風に使おうかな~?
と、考えるだけでワクワク☆ドキドキします(笑)。
2、古物のどこに惹かれますか?
過去に一体どんな人がどのような場所で、
どんな風に使ってきたのかなぁ~?とか古物の背景を勝手に想像しています(笑)。
基本、妄想っ子なので、なんでもかんでも妄想します。
また↑写真のように、東西南北全く違う国/場所で、
同じ時代の刻印の付いたシリーズものを見つけた時には、鳥肌もん。
先に気に入ってベルギーで買ったフランス製のボウルと、
全く同じシリーズのお皿が、
同じタイミングで渡欧している時にフランスの蚤の市で見つけた時は、
何だか身震いしました…。
これは運命?赤い糸?などなど…
暫らく考え込み、その場に立ち竦んでしまいました。
(きっと、スタンドのマダムは不審に思ったに違いない。笑)
このお皿はキレイに3枚揃っていて、
本当は1枚だけで良かったのだけれども、1枚でも3枚でも大した差はなかったので、
蚤の市を一周しながら悩み、その後再びマダムの元へ。
(この時点で悩んだ理由は、金額ではなく持って帰れるかが悩みの種なのでした。)
マダムの御宅で大事に大事に使われてきたのでしょうか…
とてもキレイな状態で、年期の入った麻のクロスの上に重なっていました。
一方のボウルは無造作に木の陰に2つ一緒に転がっていて、
ヒビ/カケ/変色が酷く、一体誰が買うんだろう?って思われても可笑しくない程。
スタンドのムッシュもとてもサンパで、値段交渉がとても楽しかった~!
こうして今、改めて手元にあるボウルとお皿を見ていると…
コンディションも全く異なるのに、やはり美しい~!
と、これまた一人ニタニタしてしまいます(笑)。
また、決してボウルコレクターではありませんが、
白いモノはついつい手にしてしまいます。
最近はメタルものにハマっていて、こんなフィンガーボウルも!?。
モールドは、もう随分前に飽きちゃってたハズなのに、
再び熱が出た模様。。。
そして今回の渡欧で念願!?の、ハートの取っ手のココットを見つけられた事が、
とても嬉しくって仕方ないのです(単純)。
しかも蓋付きです。
それも、帰る直前の蚤の市で!
本当は、もう一回り大きいサイズも揃って置いてあったのですが、
既に重量オーバー!
泣く泣く、欲しかったサイズ(小さい方)のみ手にしたのです。
またサイズ違いは、次回のお楽しみにしよう~かと。。。
私の場合、古物そのものは勿論の事、
見つけ出すその行為とその中でのヒトとの交流に楽しみや喜びを感じてしまいます。
だから、一つ一つ今手元に有るもの全てを見ては、
何処でどのように手にしたのか…を思い出します。
勿論、初めにお話したとおり
そこに古物の過去の背景も重ねている訳ですから、MO~頭ン中ぐるぐるです。
それだけ、好きって事ですね(笑)。
3、古物をアナタはどの様に楽しんでいますか?
鑑賞するモノ、実際に使用して生活に馴染むモノと分かれます。
が、今回の渡欧で『使ってこそ!』と言うシーンを何度も目にし、
これから私のスタイルは劇的に変わるのかも?(笑)。
でも、それ以上に…たまりにたまった古物を活かす為にも、
箱(家)が大事だなぁ~と言う事も再認識。
そろそろ真剣に家探しをしようと思っています。
4、古物を通して出会った人はいますか?
ハイ、沢山居ます。
名前をあげたらきりがありません。
色々と刺激をくれる、そんな沢山の人達に感謝の気持ちでイッパイです。
また、好きなもの同士は何処かで繋がりが有って…
ネット抜きでの繋がりが判った時は、勝手に運命感じちゃいます(笑)。
そして、古物好きが古物好きに出会い、
私はかけがえのない大事な大事な人と巡り会いました。
これ以上の事は、秘密です(笑)。
5、大事な古物を1つ見せて下さい。
6、その古物のエピソードを聞かせて下さい。
今の私には、このカードがとても大切な一枚。
「紙マニア」であるその方曰く、1910~1920年代のカードなのだ、と。
モデルとなっている女性の髪形で時代を判別し、
また裏面の小さなレリーフで更に年代を確認し…と、
非常に古いモノに詳しく、一緒にいるととても勉強になります。
この方の存在こそが、今の自分を形成しているのかも…と真剣に思います。
7、古物好きを1人、次に繋げて下さい。
フランスから来たバトンを、
再びフランスの地に住む、kana_cocoさんに!
彼女もまた、素敵なフランス暮らしをなさっており、
彼女の視点、言葉、そして彼女の持つ世界観に自然と惹かれてしまいます。
多忙な彼女ですが、時間がある時にでものんびりお願い致します♪
8、最後にアナタにとって古物とは…?
大袈裟かもしれませんが
"一期一会"。
古物を通じて出会うモノ、そして出会うヒト。
それら全てが私にとって、とてもとても大切な事なのです。
意外と長くなってしまいましたネ。
お付き合い、どうもありがとうございます。
こんなんで良かったかしらん(笑)。
これからは、また仕事の合間を見て、
今回の旅の事、そして無事にコリッシモも届いた事ですし、
色々見つけてきたモノを少しずつ紹介していきたいと思います。
7月吉日 BOO子(ぶうぅ~子)
by bonjourboo
| 2008-07-04 00:00
| = Journal =